転院しました

どうも。

10月25日に発熱と腹痛に襲われて、流動食と栄養ドリンクからまた点滴のみの生活に戻りました。

 

10月29日にこれまでいたS病院からi病院に転院しました。


転院の話は前々からからあって、S病院でやれる検査は全てやり原因は小腸らしいと分かったので詳しく調べるために移ることになりました。

ある程度体がまともな状態で移りたかったのですが……。

29日朝、痛み止めのみで9時にS病院を出発。

移動中に腹痛があり到着後、両親が受付で手続きをしてくれている間どんどん血の気が引いてゆくのを感じました。

エネルギーが圧倒的に足りない!

 

11時頃ようやく病室のベッドに横になりさあ点滴を!と思ったら採血。

全身から抜けるチカラ。

貧血寸前。


まあ、なんとか転院できてよかった。

今は問題があるらしい小腸を検査中です。


不安なのは、礒多忌までに退院できるかどうか。


微妙ですが祈るしかないですね。


日に3回の食事がないだけで、すごく損してるような気持ちになります。

そういう当たり前に食べられることの有難さを、忘れるまでは覚えていようと思います。

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礒多忌のお知らせ

 

どうも、中西です。

ブログではご無沙汰です。

ご存知の方もいるかもしれません。

私は今入院しております。腸閉塞です。

鼻からチューブを入れた状態で、病室からお送りします。

本当は予告通り国木田独歩のことを書くべきなのですが、

とりあえず置いておきます。

 

今日は中西の35歳の誕生日です(イェイ!)

病室からお送りしております。

腸閉塞なので絶飲食中でしてケーキとか食べられないのが辛いっすね。

今日も胃カメラと大腸の検査があるよ!!

 

そんな、中西を憐れむそこの君。

11月24日(土)に私がリスペクトしてやまない

私小説作家・嘉村礒多を偲ぶ会

「礒多忌」

があるから来てくれよな。

チラシです ↓

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あえてのモノクロ

内容は礒多生誕120周年祭でも披露して頂いた

ハーモニカ演奏や今回初めてお呼びする篠笛の演奏、

礒多にまつわる書籍をいくつも書いておられる多田美千代先生のありがたいお言葉。

私のギター演奏と「礒多を読む会」のメンバーによる掌編「写真」の朗読など盛りだくさんです。

 

問題は現在鼻から入れてるチューブで喉がぶち痛いことと、

新曲を用意するつもりが、病室にギター持ってくるわけにはいかんちゅうことなんよね。

まあ、なんとかなるじゃろう。

ちゅうことで、11月24日(土)は帰郷庵でお待ちしております。

よろしゅうお願いします。

 

第23回中原中也生誕祭のこと

どうも。礒多を読む会・代表の中西です(言ってみたかった)。
今回は詩のこと、というか4月29日の中原中也生誕祭に行ったときのことです。

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中原中也記念館の向かいにある「狐の足あと」にて食べたケーキセット。


前日に「礒多を読む会」があったので、そのまま湯田温泉に泊まることに。
「空の下の朗読会」に参加する予定なのにもかかわらず、詩ができていない。
山口県立図書館で過去の中也賞受賞作を幾つか借りて、読みふける。
何か降りてこないかなぁ。
しかし、詩集はあれね、装幀とかにトレーシングペーパーを使ってる率高いね。
川上未映子『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』
文月悠光『適切な世界の適切ならざる私』
もう一冊何か読んだはずなのに思い出せない。
多分、暁方ミセイ『ウイルスちゃん』だったかな。途中まで読んで買おうと思った記憶がある。
とにかくなにも降りては来ず。眠ることに。

 

4月29日、朝7時に起きて温泉につかったり宿の朝食を摂ったりしているうちにふと閃く。
とりあえず詩はできた。何回か声に出して読む。よし。
さぁ行こうかと思ったら「読む会」の栗田さんから電話がかかってきて
「中西さん朗読会の先着20名にもうなりそうなので私かわりに並んでます」

ええっ?!!
慌てて中原中也記念館へ。

行く途中に赤い着物姿の女性が信号を待っていて、
ああそうか、連休だし結婚式とかもあるんじゃろうなぁ、と思っていたら後でその人が今回の中原中也賞を受賞したマーサ・ナカムラだったと知る。

 

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当日の様子。木に花を添える人たちが昨年より多く感じた。

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「空の下の朗読会」は先着20名のところに17名くらいはすぐにうまって、栗田さんは11番目をキープしてくれていた。結論からいうとそんなに慌てなくても良かったけれど感謝です。
朗読会はまず地元の小学校の生徒がやって、その後に中也賞を受賞した方の朗読や、福島の朗読グループの発表が終わってから自由参加の朗読が始まる。

今回から読む時間がきちんとルール化されていてありがたかった。
昨年、初参加のときは1人3分なんてルールはあるだけみたいな感じで押しまくって後半にエントリーした私は本当に読めるのかヒヤヒヤして待っていた。厳密に1人3分以内になり、読むのに何分かかるかも申告するので、中也の詩を一つ読むだけなら1分という人もいて、最終的には30人くらいは朗読したんじゃないだろうか? スムーズな進行に感謝です。
ただ、最初に小学生の朗読があるからハードルめっちゃあがるんですよね。

彼らはよく練習してきてるし、中也の詩とか背伸びして読んだらもうギャップ萌え100%で満点じゃないですか(異論はなかろう)。
なので、自由参加の人の朗読聞くと読む練習してるか、してないかとか、練習してきたけど今日は緊張して本調子じゃないとか、よくわかってしまう。

だからまあ、当日にできたてホヤホヤの詩なんて論外だったかもしれない。
私の詩は果たして誰かに届いたであろうか?
ちなみに私の詩は後に、山陽小野田市立中央図書館の「ポエムカフェ」で読んでめでたく5月の詩に選ばれた。

タイトルは「湯治」。

http://library.city.sanyo-onoda.lg.jp/poem-cafe/docs/2018.05詩.pdf

 

びっくりしたのは、『きょりかん』で今回の中也賞の候補になった海老名絢が朗読会に参加したことですね。

えっ、来てんの? みたいな。ツイッターのクラゲのアイコンだけ記憶にあった。
受賞できなかったのにわざわざ山口県まで来て詩を朗読するという爪痕残す感じがかっこよかった。

 

きょりかん

きょりかん

 

 

毎年「空の下の朗読会」に参加している中柴さんと流れで飲みに行くことになる。違うイベントで何度か会ったことがあって知り合いだった。もう10年くらい毎年参加してるとのこと。

演奏会の最中にようやく受賞作の『狸の匣』を読む。

残念なことに私と「狸」の相性があまりよくなかった。
田舎に住む私にとって、狸はとても身近な農道で轢かれている害獣でしかなく、ファンタジックにとらえられなかった。まあ、そういうこともある。最後の「トキョ」っていう詩は好きだった。

狸の匣

狸の匣

 

 

湯田温泉ユウベルホテル松政での贈呈式・記念講演に参加する。

 

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佐々木幹郎の選評が面白かった。今回は5分くらいですぐ決まったとのこと。
その後で、じっくりそれぞれの作品を掘り下げたという異例の選評会だったらしい。
海老名絢の名前をあげて「あなたのも良かったよ」と言っていた。
マーサ・ナカムラが中原中也記念館に展示してあった彼女の市松人形と同じ姿をしているってのが笑った。確かに同じだ!

 

記念講演は太田治子。「中原中也の愛」というテーマだった。
最初、声が出てなくて大丈夫かと思ったが、ずっとそのままだった。
しかし、中也の詩を読むときだけは声優みたいにぐっと声が若返る。
前日にマーサ・ナカムラとたまたま出会って、一緒に中也のお墓に行ったらしい。
朗読した『春日狂想』を「かすがきょうそう」と言ったので、中柴さんが怒っていた。
「しゅんじつ、じゃろう!」
なだめつつ飲みに行く。

宿で夕食を予約していたので、私は飲むだけにした。
詩のこと、仕事のこと、不寛容な時代だということ、最近のニュースについて、とか色々話した。

嬉しかったのは、まだ影も形もない私の次の詩集を予約してくれたことだ。
「あんたぁ、今日も自作の詩、読んじょったけど、本にはせんのかね?」
「いや、まあ、いつかは本にするつもりですけど」
「幾らくらいの予定?」
「1000円から1500円くらいですかねぇ」
「よし、買った!」

が、がんばります。

久しぶりのお酒にフラフラになりつつ。ちゃっかり温泉には入る。
翌朝も入る。中原中也記念館で今回の候補作を読む。
これ、全部集めたら1万円こえるからありがたい。
手に取ってみて読んでみて初めて購入へと至るのが普通だが、本屋にはないもんなぁ。
私家版はとくに。
やっぱり男性が書いた詩集のほうが圧倒的に読みやすい。
しかし、この超個性的な詩集を並べて評価することの難しさよ。
とりあえず『きょりかん』をポチッた。

今回の誕生祭は内容が濃かった。
嘉村礒多の顕彰も中也に負けないように地味に長くやっていきたい。
という意気込みだけはあるのだ。うん。

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近くの井上公園にある池はとてもフォトジェニック。


次回は国木田独歩記念講演に行ったときのお話です。

腸炎・礒多・代表

どうも、ブログはとてもお久しぶりです。
ヴィリジアン・ヴィガン中西です。
実は、6月の末から入院中です。

腸炎を患ってしまいました。
腸を休めるために点滴でしのいでおります。
明日からようやく食べ物を口にできるとのことです。

長かった(切実)。

そこのあなた、食べたいときに食べたいものを食べておきましょう!
次から次に食べたいものが浮かんでは消える病にかかっています(笑)

入院当初は痛みに耐える日々でしたがようやく文章が書けるくらいまでは復活しました。
なので、ずっとやろうと思っていたブログの執筆に取り掛かります。
2018上半期を振り返っておこうと思います。

今回は主に嘉村礒多のことです。
山口県セミナーパークで
「生誕120+1年 嘉村礒多を味読する」と題しまして
セミナーが開かれたので参加しました。

 

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この「味読」という言葉は結構好きになりました。
食べるように、咀嚼するように、体内に取り込むように、読む。
というようなことを中原中也記念館の館長さんがおっしゃっていたように記憶しています(中原館長さんですは中也との血縁関係はありません)。

全3回、それぞれから得るものがありました。
詳細を書いたメモは家にあります(おい)。

礒多の作品を細かく読んでいくと、細かいところまでかなり気を使っていることがわかります。改稿を繰り返したこともよくわかります。

内容的には勢いで感情任せに書いてるように見えてそれをキチンと作品として成り立たせようとしたのだという努力を見逃さないように拾い上げたいと思います。

 

山口県立大学郷土文学資料センターだよりという大学が無料配布しているパンフレットみたいなやつに文章を書きました。
昨年の120周年祭でのことを書いています。
ネットからもPDFで読めます。

郷土文学資料センターだより 30:山口県立大学

このように活動の記録を残していくべきなんだろうなあと思いながら時間だけが過ぎました。

 

そして、中西は4月から「礒多を読む会」の代表になりました!

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代表としてとある会議に出席したときのもの。

 
嘉村礒多の研究というよりは顕彰(功績などを一般に知らせ、表彰すること)に力を入れていきたいと思ってます。

ニートだった私でも地味に5年活動を続ければ代表になれるんだな。

感慨深い! 働いて良かった!

 

「礒多を読む会」は毎月第4土曜日に山口県仁保地域交流センターの2階で13時30分から15時までやっております。
次回は7月28日です。それまでには腸炎が治ってると信じる!


参加者で輪読(数人が順番に、一つの本を読んで解釈し、お互いに意見を交わすこと)する作品は
『小さな憎み』と『節ちやん達』です。

ちなみに6月のようす。

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私が持っているのは多田先生が関わっている同人誌です。読みたいけど家にあります(おい)!


興味のあるかたは是非おこしください。

 

そして、11月24日(土)は礒多の生家・帰郷庵にて『礒多忌』をやります。
中西はまた礒多をテーマにした新曲を多田先生に頼まれたので作って歌います。

あとは「読む会」の人が朗読したりします。

今、「読む会」でなにをするか協議中です。
まだ夏も来てないのに、雪が降らないといいなぁとか考えてます(早い)。

 

文学フリマは福岡も抽選で落ちたので(早く申し込めばよかったんじゃ)
なかなか、県外には出てませんが、県内では活発に活動を続けております。

次の文学フリマは来年の京都になりそうですね。
東京も考えたのですが、礒多忌終わってバタバタで行くとまた腸炎になりそうなんで(笑)

次は中原中也誕生祭に参加したことについて書く予定です。
よろしゅう!!

 

*多田美千代先生は嘉村礒多の研究を長年されてきた私が大変尊敬する先生です。ご高齢ですが今も礒多に関することの執筆を続けておられます。

ありがたや、ありがたや。

行けない(すまぬ)

何から書けばいいのか。
ええと。
とにかく、文学フリマ京都には行けなくなって。
というか、月曜日に休んで1泊する予定だったのが、難しいとなったときに、やる気がごっそり持って行かれてしまいこのざまであります。

ツイッターを断ち、時間を確保し、抗ってみようと意気込んだだけで終わってしまいました。
なんてことない、原因は自分の怠惰です。

体調管理もうまくいかなかったし、今も絶賛、腹の調子が悪いです。
気温の変化に体がついていかなかったときに死ぬほどやる気がなくなるのですが、多分それです。

昨年の文フリ京都は、もうほんとバタバタで、
「来年はちゃんとしよう」
と思ってたのにこの有り様なので、深く反省しようと思うだけで終わりそうで怖いです。

今の自分のレベルが、
「明日起きてちゃんと会社に行けるか」
という最低ラインなので、京都は遥か彼方といった感じなのです。

まあでもこうして、文章にできているだけでも良しとしたい。
そういう段階であります。

会えることを楽しみにされていた方がいるかどうか不明ですが、すまぬ。
もう少し時間をかけて、今の自分に降りかかっている、幾つかの課題と宿題を無事にやり遂げたら、ツイッター文学フリマへの参加も再開しようと思っております。

そのときまで、忘れてて良いです。
すまぬ。

2017年を振り返って

今年も残すところ数時間なので、振り返ってみることにする。

 

まず、2月にNHK山口放送局「山口 ことばの物語」に嘉村礒多の紹介で出演したこと。ただ、あまりうまくいかなかったと反省している。

 

文学は複雑なわかりにくいものや、人の業とか、醜いものでもぶち撒けてよいものだと私は認識しているが、テレビでそこをがっつり紹介する訳にはいかない。

細かいルールもあって、例えば、私の部屋を撮影する際、本の背表紙はいいけど表紙はダメとか、私が文学フリマで頒布している選集の紹介は広告になっちゃうからムリとか「そんな決まりあるんかぁ」という感じだった。

短時間でわかりやすく視聴者に嘉村礒多を伝えることは、相当難しいことだなぁと実感した。なんせ、礒多作品はとても屈折している。魅力を伝えたとしても、作品が本屋で手に入らない。あ、でも徳山の古本屋に置いてあった嘉村礒多全集が売れていたのでそこはちょい嬉しかった。

 

文学フリマには京都、金沢、東京、福岡に参加した。それぞれの場所でそれなりに収穫はあったが、反省すべきはまともに本を作成できなかったことだろう。

これは、働き始めるときから覚悟していたことでもある。

「書けなくなるじゃろうなぁ」と。

その代わりといっては何だが、詩集を一冊だけ作れた。

詩については多少は勉強できた。

月一回山陽小野田中央図書館に通い、詩について学んだ、というか雑談した。

http://library.city.sanyo-onoda.lg.jp/magazine/docs/11.ポエム・カフェ.pdf:image=http://library.city.sanyo-onoda.lg.jp/magazine/docs/11.ポエム・カフェ.pdf

ここでも歌っておる。

来月もある。

『詩(ポエム)カフェ』開催のお知らせ - 山陽小野田市立図書館

ギターは高校生のころから始めて、途切れつつも長く趣味として続いている。ストレス発散で一人カラオケに行く代わりに、自分で作った親戚の子ども達への曲とかを弾いて歌った。

私の曲は弟の友達とか、親戚の子供には概ね好評である。それくらいで十分だと思う。

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昨年、親戚の子どもにあげた自作のCD「前歯のないウサギ」。名盤じゃけぇのう。

「趣味はギターです」と言っても作詞作曲を連想する人は少ないように、「趣味は文学です」と言ってまさか書く方は連想しないだろう。

「趣味は詩です」は引かれる? かもしれん。というか、詩はあまりオープンにしない気がする。「詩を書いている」なんて「黒歴史を現在進行形で生成している」に等しい。自分の場合はその自覚があるし、いかに黒歴史を生成するかがテーマでもある。

「趣味は俳句です」「趣味は短歌です」だと詠むことも含まれる感じがするのは不思議だ。今年は木下龍也にの短歌に出会えたのも大きかった。山口県出身で一つだけ地元のことを詠んだ短歌があった。田布施駅の短歌。

つむじ風、ここにあります (新鋭短歌シリーズ1)

つむじ風、ここにあります (新鋭短歌シリーズ1)

 

地元出身で、短歌でこうして本を出し、上京してイベントをしたりしている人がいるというのは励みになる。

 

萌えサミットについては2回もあって盛りだくさんだったが、来年は3回やるそうで。

もともとは、山口で文学フリマをやるために参考にしようと思って萌えサミのスタッフになったのだが、結果として文学フリマin山口をやることは諦めた。田舎に人を集めることはとても大変だということがぶち(よく)わかったからである。

というか、サークル参加者としてすらまともに活動できていないし、そもそも山口で文学フリマやろうぜ!という知り合いが居ないのが致命的であった。

 

あと、なんにせよ本が読めていない。

もう病気なんじゃないかと思うくらい本を買っては放置しているのである。

でも、それも解決の糸口が見えてきたのでなんとかなりそうである。

その結果は来年の私の活動からよみとって貰いたい。言うは易しじゃけぇね。

 

来年もよろしゅう。

 

嘉村礒多120年祭

12月3日。

嘉村礒多120年祭でした。f:id:viridianvigan:20171226000944j:image

 

私が仁保地域交流センターに行ったときにはすでに椅子が並べられており、「こんなに来ますかね?」という不安がありましたが、結果的には沢山の人に来て頂けてびっくりしました。ありがとうございました。


 お茶の会の方々が無料で振る舞われた、抹茶と和菓子がぶち美味しいかったのいね。皆さまぶち着物が似合ってました。後から高額を請求されたりしませんかね?

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 当日は嘉村礒多の生い立ちを紹介したのち、謡曲や朗読、詩吟やギター、ハーモニカ演奏などなど。嘉村礒多と故郷である仁保をテーマにイベントは進行しました。

礒多の殺伐とした作品も朗読だとスッと入っていけるのが不思議ですいね。


 私はギター演奏をしました。帰郷庵のホームページに写真が載っております。

嘉村礒多生誕120周年記念植樹 | 新着情報


ちゅうか、なんでギター弾いちょるん?と言う話ですが「礒多を読む会」メンバーには、私が詩を書くことを伝えており

「曲の歌詞は書いたことあるけど詩はまだよくわからないんですよね」

と私の詩集『水にしたたる』をお渡した過去がありまして、

 

「じゃあ歌は歌えるんですね」

 

という流れになって、歌うことになりました。
私の礒多への想いを込めた『知ったこっちゃない』。

代表作『業苦』がドラマ化したらエンディングにして欲しいバラード『息』。

安倍能成へ宛てた手紙をぎゅっと濃縮した『書簡』という3曲を演奏しました。シンガーソングライターでした。アーティストしました。わしゃぁクリエイターじゃけぇのぅ。


2曲まではわりとすらっとできたのですが、『書簡』は中々できず、ギリギリまであれこれ悩みました。締め切りって大切じゃね。無かったら完成してないけぇね。『書簡』は多田先生に1番良いと褒められました。あざーす!

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(↑多田先生の新刊)

 

 イベントも私の曲もおおむね好評でホッとしております。歌詞を書いた紙を配っておいて正解でした。中々、1回聴いただけで内容を把握して貰うのは難しいけぇね。

 

礒多、聴いてくれたかね?

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嘉村礒多のことを知って貰う方法のひとつとして、歌もありなのか?などと思ってしまいました。

 

生まれて120年か。長いな。でも小説とか手紙とか残ってるんだもんな。すごいことだよなぁ。曲作ってくれる人とかおるしな(笑)

 

来年1月27日土曜日13時30分から仁保地域交流センターにて「礒多を読む会」が開かれます。月1回ペースで今後もやって行きます。

今回のような派手なイベントは次にいつできるかはわかりませんが、それまで地道にコツコツと活動を続けていくつもりです。
問題は参加者の高齢化に伴う会存続の危機ですね。

 

文学フリマへの参加も低空飛行で継続できればなぁと考えています。

まず来年の京都をどのようにするか、まだ決めてないのに懇親会に行くことだけは決めました(オイ)。
なんとかして新刊持って行きたい。いや、持って行きます。詩集か、短編集か。礒多の曲のCD?……はさすがにねぇな(笑)