第2回文学フリマ金沢のこと
6月11日、12日は金沢に行ってきた。
前日は主に観光。
行きの電車の中では、この本を読んでいた。
『ミニチュアガーデン・イン・ブルー』著・キリチヒロ
主人公たちより、その親の世代の恋愛模様の方が気になるあたりが、true tears (アニメ)っぽくて好きだった。
約1年ぶりの金沢はバスなどの値引きシステムがわかりやすくなっていた。
1年分の積み重ねを感じさせる。
にし茶屋街へ。
島田清次郎の展示を見に行って思ったのだが、なんで彼の本は置いてないんだろう? 行った側としては読みたい気持ちが高まるのだが、作品は置いてなかった。青空文庫にはあるけれど。金沢の古書店を巡れば案外あるのかも。
そういえば、嘉村礒多のときもこんな気持ちだった。
散々人物紹介しといて、作品が読めないのは残念な気持ちになる。
島田清次郎に関しては、彼が一発屋だったのか、今なお我々に届きうる作品を残したのか気になるところだ。
青空文庫で読んで確かめるか。
自転車のレンタルが面白かった。
30分乗ったら点在する自転車置き場に返却するというルール。
川沿いをサイクリング。快適。
犀星コース気になる。
室生犀星は復活していた。
「蜜のあわれ」が映画になったのは大きい。
映画の衣装の展示もあった。映画観に行っとくべきだったか。
物販も作品も充実している。
昨年は、石川四高記念文化交流館(近代文学館)に行けなかったから、行けて良かった。石川県出身の文学者多いなあ。石川四高は無駄に中二病っぽい感じが一周回って格好良かった。
金沢21世紀美術館は1人で行くんじゃなかった。
あれは、友達とワイワイ楽しむ場所だ。ただ、寂しかった。
1人だと自分のペースでじっくり観れるのはいいんだけれども。
「ぬう」展が良かった。ヌイグルミがあんなに気持ち悪く見えるなんて。
12日は文学フリマ金沢。設営から参加する。
代わり映えのない我がブース。
昼食は市場にて海鮮丼。
当日の感想をまとめると。
・人が少ないときは、他のブースを見てまわろう。
・当日のイベントはブースを離れてでも参加しよう。
・今後は装丁とデザインに力をいれよう。
です。
そういえば昨年は合宿があったんだ。
あれで知り合った人達とまた会えるのはやっぱり嬉しい。
文学フリマ金沢の戦利品。
はぐるま図書工房。シンプルなデザインが心地よい。
仲が良いとこちらが一方的に思い込んでいるイングルヌック。2冊目のテーマは「幽霊」。怖いやつか? 苦手だぞ。
ミステリーは犯人がわかるまで読むので眠れなくなるから、短編を。
Anonymous Bookstore(あのにますぶっくすとあ)『カルテット・ダンス』
妄人社『みにみす?』怖いやつか? 苦手だぞ。怖くても震えながら読むけれども。
pamplemousse(ぱんぷるむーす)『雨の匂い石の祈り』もしどこかの文フリでみかけたら、外箱のデザインに注目して頂きたい。
ウクライナに行ったことがあるためつい買ってしまった。懐かしいメニューがちらほら。
委託コーナーはもの凄く買いやすいシステムになっていた。スタッフに感謝。
昨年に引き続き、金沢は私に足りないものを気づかせてくれた。
ありがとう文フリ金沢。電車の都合で早めに退散。
わかっていたことだけど、田植えの時期のイベント参加はきつい。
⭐︎告知
山口県で8月28日に開催される「萌えサミット2016」にて
「コミックカレッジin萌えサミ」という同人誌即売会に参加します。
イラストやマンガサークルで賑わう中、ひっそりと嘉村礒多を顕彰しようと思います。イベントにスタッフとして関わっているので当日ブースには私の友達がいます。
どうにかこうにか、コミカレin萌えサミで、ブース手伝ってくれる友達が確保できました。
— ヴィリジアン@中西 (@Naka24Viridian) 2016年7月4日
申し込み用紙の追加入場券と追加イスに丸をつけて申し込む!
2つ丸をつけてちょっぴり大人さ。#moesami https://t.co/EeI2ZFUavK
文学フリマは9月18日大阪と10月30日福岡に参加する予定です。