文フリ金沢

合宿・文学フリマ金沢・レポート

 

4月18日。早朝。

山口県新岩国から新幹線にて新大阪まで。

サンダーバードに乗り換え金沢に向かう。

車内販売がないことをこの時知っていたハズなのに。

 

金沢に到着するまで殆どなんの下調べもしていなかったが、

バスのフリーパスチケットを買い、まずは中安旅館に向かう。

ゴールの場所を知っておかねばならなかったし、荷物を預けたかった。

 

金沢を観光しまくる。

泉鏡花記念館。徳田秋声記念館。ひがし茶屋街。
海外観光客が沢山だったが、文学記念館にはそりゃ来ないわな。
 
島田清次郎近代文学館と金沢城公園に行き損ねた。
スイーツ食べたかった。
 
中安旅館に戻る。
夕食パーティー。完全に一人で孤独に参加したけれど、目の前に美味しい料理があったり、日本酒があればだいたい打ち解けられるものです。
少なくともここに居る人は「本・物語クラスタ」であることは間違いない上に、本のイベントでわざわざ金沢まで来るかなりのガチ勢ばかりなわけです。
個人的には自己紹介あったほうがよかったです。
せめて誰がスタッフなのかは知りたかった。
 
割と文学フリマについて話す。
日本酒飲みすぎる。料理おいしい。シャンパンと鯛のカマボコの差し入れに感謝。
たけのこにソックリな麩(ふ)を食べて皆んな驚く。
あれ、なんだったんだ?
 
夜中2時30分まで文学フリマとか、
艦これアニメが何故あんなに文句言われてるのかとか、
作品に対するリテラシー問題等についてクソ眠いのに(普段人と会わないのでここぞとばかりに)話してしまう。
最近のドラマつまらない? いや「徒歩7分」面白かったよ。
でも、たぶん観た人の3割しか楽しめないし、3話まで面白くないよとか。
履歴書の趣味に読書とか登山とかは書けるけど、小説執筆と書くのはハードル高いとか。
「え? 君、小説書くの? 芥川賞とか応募してんの?」問題とか。
 
4月19日。早朝。とても眠い。
朝食の焼魚や漬物がおいしい。
 
設営する人は一足早く会場へ。
みんなで行動する。
案内してくれるってこんなに楽なのかと、昨日のあたふたした拙い観光が早くも黒歴史

設営する人たくさん集まりとても良い。

今回は本を頒布したりする気がなくて本当にすいませんでした。
カタログとかフリーペーパーも作れず。
PCが壊れたからまあ、仕方ないっちゃ仕方ないんですが。

嘉村礒多』という読まれなくなった文学を、着なくなった服のように売ると言う事。
文学のフリーマーケットへようこそ。


近江町市場。

ウニ。蒸し牡蠣。大学イモ。のどぐろの炙り寿司。

ブースが少ないことや、狭いことにも、良し悪しがあるなあとしみじみ。
今回くらいの規模なら、見本もじっくり読めるし。するっと全体を見て回れる。
委託販売はちょっと寂しい感じもしました。
どんな本なのかを尋ねることができるのが文フリのメリットでもあり、買うの断りにくいデメリットでもあり。
イベントは参加できないのがつらい。
 
おおむね盛況。次回は現地のサークル参加が増えてほしい。
あれくらいなら私もできると思って参加してほしい。
 
お疲れ様会に数分参加。
これが今回参加した目的。
文フリ山口でやろうかどうしようか考え中であることを伝え、
金沢の山﨑代表と望月代表に話を伺う。
あ、決定じゃないですよ。
文フリ福岡にも参加した上で検討する予定です。
 
 
テーブルにメガネを置くだけでシャンパンの栓が抜ける。
 
 
帰りのサンダーバード内で飲み物を探し歩く。
湿度が高い。新幹線で気持ち悪くなるほどの疲弊。
アドレナリンが切れたな。
LIVEに参加したあとみたいだ。
いや、文学フリマはライブだ。
 
ヴィリジアン・ヴィガンのブースに立ち寄って下さった皆様と、
本を手に入れてくれた方々と、気さくに話して下さった両隣のブースの人々と、
合宿にて面倒な文学っぽい話や「文フリあるある」に付き合ってくれた方々に感謝します。
ありがとうございました。
 
そして文フリ金沢スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。