嘉村礒多120年祭

12月3日。

嘉村礒多120年祭でした。f:id:viridianvigan:20171226000944j:image

 

私が仁保地域交流センターに行ったときにはすでに椅子が並べられており、「こんなに来ますかね?」という不安がありましたが、結果的には沢山の人に来て頂けてびっくりしました。ありがとうございました。


 お茶の会の方々が無料で振る舞われた、抹茶と和菓子がぶち美味しいかったのいね。皆さまぶち着物が似合ってました。後から高額を請求されたりしませんかね?

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 当日は嘉村礒多の生い立ちを紹介したのち、謡曲や朗読、詩吟やギター、ハーモニカ演奏などなど。嘉村礒多と故郷である仁保をテーマにイベントは進行しました。

礒多の殺伐とした作品も朗読だとスッと入っていけるのが不思議ですいね。


 私はギター演奏をしました。帰郷庵のホームページに写真が載っております。

嘉村礒多生誕120周年記念植樹 | 新着情報


ちゅうか、なんでギター弾いちょるん?と言う話ですが「礒多を読む会」メンバーには、私が詩を書くことを伝えており

「曲の歌詞は書いたことあるけど詩はまだよくわからないんですよね」

と私の詩集『水にしたたる』をお渡した過去がありまして、

 

「じゃあ歌は歌えるんですね」

 

という流れになって、歌うことになりました。
私の礒多への想いを込めた『知ったこっちゃない』。

代表作『業苦』がドラマ化したらエンディングにして欲しいバラード『息』。

安倍能成へ宛てた手紙をぎゅっと濃縮した『書簡』という3曲を演奏しました。シンガーソングライターでした。アーティストしました。わしゃぁクリエイターじゃけぇのぅ。


2曲まではわりとすらっとできたのですが、『書簡』は中々できず、ギリギリまであれこれ悩みました。締め切りって大切じゃね。無かったら完成してないけぇね。『書簡』は多田先生に1番良いと褒められました。あざーす!

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(↑多田先生の新刊)

 

 イベントも私の曲もおおむね好評でホッとしております。歌詞を書いた紙を配っておいて正解でした。中々、1回聴いただけで内容を把握して貰うのは難しいけぇね。

 

礒多、聴いてくれたかね?

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嘉村礒多のことを知って貰う方法のひとつとして、歌もありなのか?などと思ってしまいました。

 

生まれて120年か。長いな。でも小説とか手紙とか残ってるんだもんな。すごいことだよなぁ。曲作ってくれる人とかおるしな(笑)

 

来年1月27日土曜日13時30分から仁保地域交流センターにて「礒多を読む会」が開かれます。月1回ペースで今後もやって行きます。

今回のような派手なイベントは次にいつできるかはわかりませんが、それまで地道にコツコツと活動を続けていくつもりです。
問題は参加者の高齢化に伴う会存続の危機ですね。

 

文学フリマへの参加も低空飛行で継続できればなぁと考えています。

まず来年の京都をどのようにするか、まだ決めてないのに懇親会に行くことだけは決めました(オイ)。
なんとかして新刊持って行きたい。いや、持って行きます。詩集か、短編集か。礒多の曲のCD?……はさすがにねぇな(笑)